介護職に応募する前のポイント
- 介護業界は離職率は下がり平均年収は上がっている
- 一部の介護施設では離職率が高くワンオペ激務もある
- 退職理由は「人間関係」が最も多い
- 就業前に職場見学できるように派遣会社や転職エージェントを利用する
30代で介護業界に転職するかたは多いです。未経験かつ資格なしでも正社員として採用されやすく、30代ならまだまだ若手として期待されるからです。
介護報酬の改定とともに平均給料は上昇し、離職率も低下傾向にあります。
しかし、以前として年収は低く、全業界のなかでは離職率も高めです。30代未経験から介護業界へ就職する際の注意点について紹介します。
給料は低いが資格を取得すれば年収300万円台は可能
地域や資格の有無によって差はありますが、介護職員の年収の目安は200~400万円ほどです。
厚生労働省が発表している平成29年度介護従事者処遇状況等調査結果によると、介護老人保健施設では保有資格なしでも年間の平均給与が281万円となっています。
ハローワークで介護の仕事を探していると最低賃金の求人ばかりが目につくかもしれませんが、平均給与はもう少しだけ高いです。
介護業界で給与が高いのは「特別養護老人ホーム・介護老人福祉施設」が常にツートップで、夜勤のない職場のほうが収入は低くなります。
介護職員は、資格を取得しながらキャリアアップしていくことになります。介護福祉士や実務者研修(旧ホームヘルパー1級)の資格を取得すれば資格手当が出ますし、転職で給与アップも見込めます。
介護資格を0円で取得できる「かいご畑」のような求人サイトもあるので、キャリアアップしていくかたを利用してもよいでしょう。
仕事の内容だけならそこまでツラくない
介護の仕事のなかには「身体介護」という身体に直接触れて食事・入浴・排泄・着替えなどを手伝う仕事があります。
介護の仕事では「排せつ」に対してつらそうなイメージを持っている方が多いです。ひとりで排せつするのが難しくなった方の手伝いやおむつ交換などを行いますが、働き始めればすぐに慣れます。おしっこは「温かい水」くらいの認識になります。
人間関係の良い職場を選んで働くのが大切
介護職員にとって一番問題なのが人間関係です。どこの職場でも人間関係さえ良ければ定着率は高くなりますが、介護施設はどこも女性の比率が多く、人間関係を苦にして退職される方が多いです。
そこで、人材会社経由で職場見学してから応募するのをおすすめします。一部の人材会社は「職場を見学してから応募するかどうか決められる」という仕組みを取っているので、入社してみたら人間関係が陰湿だった…なんて悩む可能性を低くできます。
他のブラック業界と比べればマシだがブラック介護施設もある
介護業界といえばブラック業界の代表格のような扱いでしたが、現在は飲食業界・宿泊業界と比べれば大分マシになりました。
介護報酬の改定や業界努力によって離職率は大幅に下がり平均年収も右肩上がりです。まともな施設なら月に6日~8日は休めますし、残業代もきっちりでます。
ブラック企業から転職した人だと「意外に楽だなあ」と感じることも多いです。
しかし、まだまだサービス残業が当然で残業代不払いの施設はあります。また、慢性的にワンオペ状態になっていて現場が回らないほど人手不足の施設はあります。
そんなブラック介護施設に入社してしまわないように、人材会社で離職率や残業の有無をきちんと聞いてから応募しましょう。
介護未経験者におすすめの介護求人サイト
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