脱ニートするために採用面接は避けて通れません。
正社員の募集をしている企業では、しっかりとコミュニケーションを取ってから採用を決めています。
面接で話す内容は企業によって様々ですが、すべてがしっかりした対応をしているわけではありません。
なかには「面接に呼んだにもかかわらず最初から採用する気がない」「応募者の人格を否定する」「経歴をバカしたり容姿を貶す」という企業があります。
そんな面接に当たったらはっきり言って時間の無駄ですし、気持ちが疲れて就職活動にも悪影響です。ハズレ面接を行う企業を避ける方法を紹介します。
採用する気がないのに面接へ呼ぶ企業はある
「面接官に採用する気がない」というトラブルはよくあります。
その理由は主に次の2つです。
- 面接官の技術を磨く練習台として呼ぶ
- 面接官の趣味(圧迫面接でストレス解消する面接官はいます)
①よくあるのは「面接官に面接の場数をこなさせる」ケースです。人事担当者になったばかりの若手面接官に、実戦でスキルを磨いて貰うために「応募があれば呼んで練習台にする」という方針の企業があります。
②もう一つの理由は「圧迫面接が面接官の趣味」という悪質なケースです。今はネット社会なので圧迫面接する企業自体が少なくなりましたが、まだまだ中小企業を中心に圧迫面接はあります。
面接中に侮辱罪が成立する発言があるケースは少なくありません。この記事の筆者も、脱ニートしてはじめての就職活動中に面接官から侮辱を受けました。
こんな面接に当たってしまうと、次に応募する企業へ気持ちを切り替えられるのに時間がかかります。就職活動の時間そのものが伸びたり、就職活動を諦めてしまうリスクもでてきます。
ハズレ面接を避ける方法は?
確実に避ける方法はありません。しかし、採用する気がない企業には「ハローワークのみで同じ求人を出し続けている」という特徴があります。
ハローワークは求人掲載料金がかからないため、採用する気はないけれど募集を出し続ける企業が多くなりやすいです。
なお『平均勤続年数が短く離職率が高い』企業も要注意です。もしも採用する気があっても、「侮辱されても我慢できるようなストレス耐性があれば使いやすいだろう。」というブラック企業の可能性があります。
おすすめなのが、就職エージェントを利用して実際に行われた面接内容についてヒアリングすることです。
- 面接の雰囲気を教えてもらう
- これから応募する企業の面接官が圧迫面接をするかどうか
- 過去に面接中の侮辱発言があったかどうか
エージェントのキャリアアドバイザーは上記の情報をくれるので、ハズレ面接に当たる可能性をできるだけ減らすことが可能です。
面接中に誹謗中傷を受けてしまったら
面接中に侮辱を受けたら、すぐに面接を辞退して帰りましょう。ちょっとだけ勇気を出して「これ以上の選考は辞退させていただきます。これにて失礼します。」とも言えばいいです。
面接官がなんと言い返してこようが話を聞かずに、そのまま席を立ってドアの外へ出てください。
馬鹿にされたり人格否定を受けたからといって、我慢し続けるのは時間の無駄です。あなたの貴重な時間を割いて就職活動しているのです。面接官に採用する気がないと判断した時点で、それ以上の時間を無駄にする必要はありません。
できれば、その後にあなた自身がハローワークやエージェントの職員に報告しておきましょう。企業からハローワークやエージェントへ不採用通知が届きますが、それだけではどんな面接が行われたかわかりません。
※面接対策に「ボイスレコーダーで面接中の会話を録音しておく」という手法があります。録音したものをエージェントに持って行くのも一つの手です。
まとめ
誰だって運悪くハズレ面接に当たってしまう可能性はあります。しかし、受けてはいけない面接で気持ちが疲れたら、その後の就職活動にも悪影響があります。
- エージェントを利用して面接の雰囲気を教えてもらう
- 圧迫面接をする面接官かどうか確認する
- 過去に面接中の侮辱発言があった企業を避けて応募する
上記の3つに注意して応募する企業を選んで就職活動をすすめていきましょう。